Fig. 44 — Japanese Craft Gin

森のジン

森のジンの瓶と、主なボタニカルを描いた図譜風のイメージ
背景・瓶ともAIで生成したイメージです
蒸溜所
ぶどうの森蒸留所(株式会社ぶどうの森)・石川県
種類
公式に記載なし
度数
45%[1]
容量
不明
ベース
公式に記載なし
ボタニカル
ジュニパーベリークロモジ(白山)松杉エゾカワラマツバ(北海道)
[1] 緑の枠は、この銘柄を特徴づける主なボタニカル
発売
不明
参考価格帯
未確認定価ベース・700ml換算の目安
公式の飲み方
ロック/ソーダ割り/トニックウォーター割り
一献は、これから
この図譜は公式の情報だけで書いています。味と飲み方の相性は、実際に飲んでから書き足します。飲んだことがある方は、ページ下の「飲んだ感想を送る」から教えてください。

森のジン(もりのジン)は、石川県金沢市のぶどうの森蒸留所でつくられるクラフトジンです。自社菜園のかたわらに設けた蒸溜所で、森からの恵みと畑で摘んだハーブや花を蒸留しています。公式サイトは、「木を見て森を見る」ことを表すためにこのジンが生まれたと書いています[1]。

造り手と発売|ぶどうの森の菜園から生まれたジン

ぶどうの森は、金沢で菜園からレストランまでを自社で営む会社です。蒸留を始めたきっかけは、自社菜園で行き場を失ったハーブをどう生かすか考えたことだったと公式サイトは書いています[1]。料理の添え物ではなく食事を広げる飲みものを、アルコールの有無にかかわらず出したいという考えが、このジンづくりの背景にあります[1]。2026年4月のプレスリリースでは、本社周辺の耕作放棄地を自ら耕して畑に戻し、そこで育てた草花を原料に使っていること、ジンづくりを担うのがソムリエでもある蒸留家であることが紹介されています(PR TIMES)。

森のジンは、ぶどうの森の創業41周年を記念して2023年8月10日に発売されました。容量は500mlで、発売時のお知らせでは、アルコールのタイプはぶどうの森本店内の「ガーデン&ファーム」、ノンアルコールのタイプはぶどうの森の各店で扱うと案内されています。発売時の価格は税込4,400円(ノンアルコールは税込4,320円)で、ギフト箱入りもありました(ぶどうの森 公式ニュース)。その後の商品構成と価格は、次の節で扱います。

いまの商品|MORI NO NIWAの「森庭」と「薔薇」

いまの森のジンは、ぶどうの森の関連会社である有限会社ぶどうの森蒸留所が運営する飲料ブランド「MORI NO NIWA」の看板商品として売られています。2026年4月のプレスリリースでは、「森庭(Alc.43%)」「薔薇(Alc.43)」、ノンアルコールの「森庭(Alc.0%)」の3つがあると紹介されています(PR TIMES・株式会社ぶどうの森 2026年4月20日)。

MORI NO NIWAのオンラインショップに並ぶ森のジンは、次のとおりです(MORI NO NIWA オンラインショップ・2026年10月12日に確認した税込価格)。

商品名度数容量価格(税込)
森のジン 森庭43%480ml/240ml4,950円/2,640円
森のジン 薔薇43%480ml/240ml5,280円/2,860円
森のジン 森庭(ノンアルコール)0%480ml/240ml4,320円/2,376円

同じショップには、限定の「森のジン 薔薇詩(バラード)2026」(43%・6,600円)や、森のジンにトニックを組み合わせたギフトセットも出ています。価格や在庫は変わることがあるため、最新はショップで確かめてください。

発売時(2023年)のお知らせは500ml、銘柄の公式サイトはアルコールタイプを45%と書いています。いまのショップの「森庭」「薔薇」は43%・480ml/240mlで、表記が一致しません。図譜の度数欄は銘柄の公式サイトの45%のまま載せているため、購入するボトルの度数はラベルやショップの表記で確かめてください。

このほか、ぶどうの森蒸留所で2025年に蒸留した約30種の蒸留酒を、マデラ酒の熟成に使われていた木樽でおよそ100日寝かせた「森のジン 木樽 2025」(55度・480ml・税込8,800円・200本限定)が、2026年4月20日から直営店限定で売られています。扱いはMORI NO NIWA ぶどうの森蒸留所売店と、ぶどうの森本店 ガーデン&ファーム(電話注文・地方発送可)です(PR TIMES)。

MORI NO NIWAでは、素材ごとに香りを取り出した蒸留酒を「エレメント」と呼び、森のジンはそれらを合わせる「ブレンデッドジン」の手法でつくると説明しています(同プレスリリース)。

どこで買えるか|オンラインショップと金沢の直営店

森のジンの「森庭」「薔薇」と、ノンアルコールの「森庭」は、MORI NO NIWAのオンラインショップで売られています(PR TIMES・2026年4月20日)。ショップの案内では、注文から通常1週間以内に発送され、ギフトボックスは別売りです(MORI NO NIWA オンラインショップ・2026年10月20日に確認)。

金沢で手に取りたい場合の取扱先として、プレスリリースは「MORI NO NIWA ぶどうの森蒸留所売店」と「ぶどうの森本店 ガーデン&ファーム」を挙げています。ガーデン&ファームは電話での注文と地方発送に対応しています。直営店限定の「木樽 2025」は、この2か所でだけ扱われています(PR TIMES)。営業時間や在庫は公式の案内では示されていないため、出かける前に問い合わせると確実です。

銘柄の公式サイトには、購入先や蒸溜所の所在地・見学についての記載はありません[1]。贈りものとして選ぶときの考え方はジンの贈りものにまとめています。

公式サイトの2タイプ|アルコール45%とノンアルコール

銘柄の公式サイトが紹介しているのは、アルコール45%のタイプと、アルコール分・糖分ともに0%のノンアルコールタイプの2つです[1]。名前は同じでも、原料の組み立ても公式のすすめる飲み方も違います。買う前に、どちらを探しているかを確かめておくと迷いません。

アルコール(45%)ノンアルコール
度数45%0%(糖分も0%)
成り立ち金沢のぶどうの森と北海道の積丹スピリットの共同ぶどうの森
公式のすすめロックソーダ・トニックで割る

ボタニカル|白山のクロモジが軸

両方に共通する中心の素材は、地元・白山で採取される香木のクロモジです。流通の途中で捨てられてしまう枝葉を使っていると公式に書かれています[1]。発売時のお知らせでは、白山市に自生するクロモジやゴヨウマツなど、森の香りをまとったジンと紹介されています(ぶどうの森 公式ニュース)。図譜でボタニカルにクロモジを挙げる銘柄は、この森のジンを含めて7本あり、クロモジを使うジンにまとめています。

アルコール45%のタイプは、北海道の積丹スピリットとの共同でつくられました。公式に挙げられている原料は、北海道の黒文字とエゾカワラマツバ、白山で春に収穫した黒文字、白山で秋に収穫して熟成させたキハダの実、金沢の薔薇と苺、地元のショコラトリーから譲り受けたカカオハスク、そして各地のスパイスとボタニカルです[1]。

ノンアルコールのタイプは、白山のクロモジ、松、杉、ジュニパーベリーを一つずつ蒸留・抽出し、その蒸留水を合わせて仕上げています。アルコールがないぶん、一般的なジンの約2〜3倍量のボタニカルを使うと説明されています[1]。ジンの原料の広がりはジンの原料に整理しています。

製法|常圧と減圧の2つの蒸留を使い分ける

植物の種類や部位によって、香りをいちばんよく取り出せる温度は違います。そこでぶどうの森蒸留所は、一般的な常圧蒸留に加えて減圧蒸留も取り入れ、樹木系とハーブ・花を分けて蒸留しています[1]。分けて取った蒸留液は、ソムリエの資格を持つブレンダーが合わせて(アッサンブラージュして)仕上げます[1]。

公式の飲み方|45%はロック、ノンアルコールは倍率で割る

アルコール45%のタイプは、公式にはロックがすすめられています。ソーダやトニックウォーターで好みの濃さに割る飲み方も挙げられています[1]。氷と量の決め方はジンのロックの飲み方に、割る比率はジンソーダの割合とジントニックの作り方にまとめています。

ノンアルコールのタイプは、ソーダなら10倍、トニックウォーターなら8倍に薄めるのが公式のすすめです。ロックで飲む場合は少し水を足す、とされています[1]。

料理との合わせ方について、公式サイトは家庭料理をはじめどんな料理にも合わせられるとし、なかでも香り・酸味・うま味・辛みが入り混じるスパイシーな料理を挙げています[1]。つまみの選び方はジンのおつまみで扱っています。

名前の似たジン

「森」を名に含むジンはほかにもあります。虎ノ門蒸留所(東京都)の「日田の森のジン」は大分県日田市の名を冠した別の銘柄で、養命酒製造の香の森もクロモジを使う別の造り手のジンです。このページの森のジンは、石川県金沢市のぶどうの森蒸留所の銘柄です。虎ノ門蒸留所については虎ノ門蒸留所にまとめています。

よくある質問|森のジン

森のジンはどこのジンですか?

石川県金沢市のぶどうの森蒸留所がつくるクラフトジンです。いまは同じ会社グループの飲料ブランド「MORI NO NIWA」の商品として売られています。蒸溜所のことはぶどうの森蒸留所のページにあります。

どこで買えますか?

MORI NO NIWAのオンラインショップと、金沢の「MORI NO NIWA ぶどうの森蒸留所売店」「ぶどうの森本店 ガーデン&ファーム」で扱われています。ガーデン&ファームは電話注文と地方発送に対応しています。詳しくはこのページの「どこで買えるか」にまとめています。

「森庭」と「薔薇」はどう違いますか?

どちらもアルコール分43%で、480mlと240mlの2つの容量があります。オンラインショップの税込価格は、森庭が4,950円(480ml)、薔薇が5,280円(480ml)です(2026年10月時点)。商品ごとの原料の違いは、公式には示されていません。

ノンアルコールの森のジンもありますか?

あります。アルコール分・糖分ともに0%の「森庭」で、白山のクロモジ、松、杉、ジュニパーベリーを一つずつ蒸留して合わせています。公式のすすめは、ソーダなら10倍、トニックウォーターなら8倍に割る飲み方です。

度数は45%ですか、43%ですか?

銘柄の公式サイトはアルコールタイプを45%と書いていますが、いまオンラインショップに並ぶ「森庭」「薔薇」は43%です。購入するボトルの度数はラベルやショップの表記で確かめてください。度数ごとの割り方はジンの度数にあります。

まずどう飲めばいいですか?

アルコールのタイプは、公式にはロックがすすめられています。好みの濃さでソーダやトニックウォーターで割る飲み方も挙げられています。手順はジンのロックの飲み方とジントニックの作り方にまとめています。

データの見方

図譜の度数(45%)と飲み方は、アルコールタイプについての公式の記載です。容量(500ml)と発売日は、ぶどうの森の発売時のお知らせによるもので、銘柄の公式サイトには記載がありません。いまの商品名・度数・容量・価格は、MORI NO NIWAのオンラインショップとプレスリリースによります。図譜のうち公式に度数を確認できた国産クラフトジンと比べたい場合は、ジンの度数が参考になります。蒸溜所の情報はぶどうの森蒸留所に、石川県の銘柄は石川県のジンにまとめています。この銘柄はまだ一献を交わしていないため、味の評価は載せていません。

買える場所PR

※ アフィリエイト広告を含みます。リンク先での購入により当サイトに紹介料が入ることがありますが、掲載順や図譜の内容に影響はありません。

構成の近い銘柄

ボタニカルの重なりと産地から、機械的に並べています。

情報の修正を送る

この図譜の事実に誤りや古い情報があれば教えてください。公式の出典を確認のうえ反映し、出典に記録します。

飲んだ感想を送る

森のジン を飲んだことがあれば、どう飲んだか、どう感じたかを一言。確認のうえ「読んだ人の声」に載せます。

投稿は内容を確認したうえで掲載します。掲載できない場合があります。個人情報、他者への中傷、商品の宣伝は掲載しません。

出典
  1. ぶどうの森蒸留所 公式サイト — 2026.09.13 取得(abv・botanicals・officialServe)

この図譜の事実欄は、上記の出典に記載のある値だけを書いています。記載のない項目は「不明」「公式に記載なし」としています。

新しい図譜と、一献の便りを、月に二度。

新しく加わった銘柄、一献の記、限定品や新作の知らせを、登録いただいた方から先にお届けします。

お酒に関するお知らせのため、20歳以上の方のみご登録ください。