Fig. 6 — Japanese Craft Gin

季の美 京都ドライジンKI NO BI Kyoto Dry Gin

季の美 京都ドライジンの瓶と、主なボタニカルを描いた図譜風のイメージ
背景・瓶ともAIで生成したイメージです
蒸溜所
京都蒸溜所(The Kyoto Distillery)・京都府
種類
公式に記載なし
度数
45.7%[1]
容量
700ml
ベース
米
ボタニカル
[1] 緑の枠は、この銘柄を特徴づける主なボタニカル
発売
不明
参考価格帯
未確認定価ベース・700ml換算の目安
公式の飲み方
公式に記載なし
一献は、これから
この図譜は公式の情報だけで書いています。味と飲み方の相性は、実際に飲んでから書き足します。飲んだことがある方は、ページ下の「飲んだ感想を送る」から教えてください。

季の美 京都ドライジン(きのび/KI NO BI)は、京都蒸溜所が京都で蒸溜・ブレンド・ボトリングしているジンです[1][3]。お米からつくるライススピリッツをベースに、玉露・柚子・赤松・山椒など11種のボタニカルを6つのグループに分けて別々に蒸溜し、伏見の伏流水で仕上げます[3]。度数は45.7%、容量は700mlです[3]。

ジュニパーベリーを効かせたロンドンドライのつくりに、日本の素材を組み合わせたジンと公式は位置づけています[3]。

名前|「四季の美しさ」に着想を得たジン

「季の美」は、四季の美しさに着想を得て名づけられたジンです[1][3]。英字表記は KI NO BI で、「きのび」と読みます[3]。伝統にインスパイアされ、京都で蒸溜・ブレンド・ボトリングされています[1][3]。つくり手である京都蒸溜所は、歴史ある京都のクラフトマンシップに感銘を受けて京都に創立されたジン蒸溜所です[2]。

原料|米のスピリッツと、11種のボタニカル

ベースとなるスピリッツは、お米からつくるライススピリッツです[3]。ボタニカルは11種で、玉露や柚子、赤松、山椒といった日本ならではの素材が取り入れられています[3]。仕込みには、伏見の柔らかくきめ細やかな伏流水を使っています[3]。ジンの原料そのものについてはジンの原料とボタニカルにまとめています。

製法|11種を6つのグループに分けて蒸溜する

通常、ジンはすべてのボタニカルをまとめて蒸溜します[3]。季の美はこれとは別の道をとり、11種のボタニカルを特性に応じて6つのグループに分類し、それぞれ別々に蒸溜したのちにブレンドしています[3]。

グループボタニカル
ベース(礎)ジュニパーベリー、オリス、赤松
シトラス(柑)柚子、レモン
ハーバル(凛)山椒(実)、木の芽
スパイス(辛)生姜
ティー(茶)緑茶(玉露)
フルーティ&フローラル(芳)赤紫蘇、笹の葉

つくりの順序|公式が示す工程

公式サイトの「季の美について」では、1本ができるまでを次の順で説明しています。

  1. ボタニカルを集める — 京都産を中心に、日本各地から選んだ11種を集める。土台は、ほのかに甘みのあるマイルドなライススピリッツ
  2. 6つのグループごとに浸漬する — 11種を6つに分け、それぞれ別々にライススピリッツへ漬け込む(マセレーション)
  3. グループごとに蒸溜する — 蒸溜のカットポイント(蒸溜液のどこからどこまでを使うか)もグループごとに分ける
  4. 混和(ブレンド)する — 6種類の蒸溜液と仕込み水を、独自の割合で合わせる
  5. 伏見の伏流水で加水し、タンクで落ち着かせる — 度数を整えたあと、タンクで後熟させてアルコールと水とボタニカルの成分をなじませる
  6. 唐紙文様のボトルに詰める — 雲母唐長が文様を監修した、墨色の特注ボトルに瓶詰めする

ボタニカルを一度にまとめて蒸溜するのではなく、グループごとに別々に浸漬・蒸溜してあとから合わせる方法は、公式によれば世界的に見ても採用する蒸溜所がほとんどないものです。ジンの工程そのものはジンの原料とボタニカルで、浸漬・蒸気抽出といったほかの入れ方とあわせて説明しています。

飲み方|公式が紹介する3杯

公式サイトでは、季の美の飲み方として次の3つが紹介されています[2][3]。

  • 季の美 ジン&ソニック — トニックウォーターをあえて少なめにして合わせる
  • 柚子ギムレット — ギムレットのライムに代えて柚子を用いる
  • 季の美 抹茶トニック — 抹茶を合わせる

ジントニックの割合や氷の扱いはジントニックの作り方に整理しています。

季の美のシリーズ|勢・季のTEA・限定品

定番の「季の美 京都ドライジン」は容量700ml、度数45.7%です[3]。京都蒸溜所はこのほかにも、次のような製品を出しています[1]。

  • 季の美 勢(せい)— 季の美ネイビーストレングスの後継にあたるハイプルーフ版。度数は54.5%で、伝統的な英国のネイビーストレングスの度数に合わせてブレンド比率を調整しています[5]
  • 季のTEA — 京都・宇治市の明治12年創業の茶舗、堀井七茗園とのコラボレーションで生まれた京都ドライジン[1]
  • 季の珠 玉露 — 数量限定のプレミアムシリーズ。第1弾は、季の美のボタニカルのひとつである玉露を栽培する堀井七茗園との商品[1]
  • 季の糖島 — 定番の季の美と同じ11種のボタニカルに、与那国島の黒糖をブレンドした限定のオールドトムジン[1]
  • 季の美 エディションG / エディションK — フランスから空輸した樽で熟成させたもの(度数46%)と、スコットランド・アイラ島のキルホーマン蒸溜所との協業によるもの[1]
  • 季の梅 — 英国のスロージンと日本の梅酒の融合に着想したリキュール[1]

ジン全般の度数の目安はジンの度数にまとめています。

ほかの和のジンとの違い|ROKU・KOBE GIN YAMA・東経135度と並べる

柚子・山椒・お茶といった日本の素材を使うジンは、季の美のほかにもあります。各銘柄の図譜に載せている公式記載の値を並べると、次のとおりです。

銘柄つくり手(所在地)度数容量日本の素材として挙がるボタニカル
季の美 京都ドライジン京都蒸溜所(京都府)45.7%700ml赤松・柚子・山椒・木の芽・生姜・玉露・赤紫蘇・笹の葉
ROKU〈六〉サントリー大阪工場(大阪府)47%700ml/200ml桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子
KOBE GIN YAMA神戸蒸溜所(兵庫県)43%700ml有馬山椒・緑茶・柚子・青紫蘇・クスノキ
東経135度 兵庫ドライジン明石酒類醸造 海峡蒸溜所(兵庫県)42%700ml柚子・山椒・煎茶・大葉・梅

4本のうち、ベースのスピリッツを「お米からつくるライススピリッツ」と公式が明記しているのは季の美です。日本の素材として挙がるボタニカルは、4本の中で季の美が8種といちばん多く、それを6つのグループに分けて別々に蒸溜するつくりも公式が明記しています。各銘柄の出典は、それぞれのページに載せています。同じ素材を使う銘柄は柚子のジン・山椒のジンからも一覧できます。

よくある質問

季の美は何と読みますか?

「きのび」と読みます。英字では KI NO BI と表記します[3]。

どこでつくられているジンですか?

京都蒸溜所がつくるジンで、京都で蒸溜・ブレンド・ボトリングされています[1][3]。京都市役所の近くには、ブランドハウス「季の美House」があります[2][4]。

度数と容量は?

定番の季の美 京都ドライジンは、度数45.7%、容量700mlです[3]。

季の美と季の美 勢はどう違いますか?

季の美 勢は、度数を54.5%に上げたハイプルーフ版です。季の美ネイビーストレングスの後継にあたり、英国のネイビーストレングスの度数に合わせてブレンド比率を調整しています[5]。詳しくは季の美 勢のページをご覧ください。

何で割ればいいですか?

公式サイトでは、トニックウォーターを少なめに合わせる「季の美 ジン&ソニック」、ライムの代わりに柚子を用いる「柚子ギムレット」、抹茶を合わせる「季の美 抹茶トニック」が紹介されています[2][3]。炭酸で割る基本はジンのソーダ割りにまとめています。

京都の職人仕事|ラベルの文様と、季の美House

ラベルやパッケージには、1624年(寛永元年)京都に創業し、江戸時代から続く唐紙屋を継承する雲母唐長(KIRA KARACHO)が文様監修したデザインが用いられています[3]。

京都蒸溜所は、京都市役所にほど近い場所にブランドハウス「季の美House」を構えています[2][4]。築100年以上の町家を改装した建物で、壁紙にも雲母唐長の唐紙が使われています[4]。2階の「混和の間」では、完全予約制のテイスティングセミナー(土曜・日曜の14時〜15時、最大10名)が行われています[4]。

同じ蒸溜所のジンは京都蒸溜所のページから、季の美 勢もあわせてご覧いただけます。京都府でつくられるほかの銘柄は京都府のジンに並べています。クラフトジンという言葉そのものについてはクラフトジンとはをご覧ください。

読んだ人の声
【サンプル】ソーダで割ると柚子が立って、天ぷらに合わせやすかった。モック太郎・ジンソーダで・2026.09.12
買える場所PR

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構成の近い銘柄

ボタニカルの重なりと産地から、機械的に並べています。

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出典
  1. 京都蒸溜所 公式サイト(1) — 2026.09.12 取得(abv・volumes・baseSpirit・botanicals)
  2. 京都蒸溜所 公式サイト(2) — 2026.09.12 取得
  3. 京都蒸溜所 公式サイト(3) — 2026.09.12 取得
  4. 京都蒸溜所 公式サイト(4) — 2026.09.12 取得
  5. 京都蒸溜所 公式サイト(5) — 2026.09.12 取得

この図譜の事実欄は、上記の出典に記載のある値だけを書いています。記載のない項目は「不明」「公式に記載なし」としています。

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