ジントニックの作り方|材料と5つの手順、ジン1対トニック3〜4の黄金比と度数

冷やしたグラスに氷を口まで詰め、ジン45mlを注いで一度混ぜ、トニックウォーター135mlを氷に当てず静かに注ぎ、底から一回転だけ混ぜてライムを搾れば出来上がりです。シェイカーは使いません。割合はジン1対トニック3〜4が基本で、ジンが40%台前半なら1対3、45%以上なら1対4にすると強さが揃います。
ジントニックは、氷を詰めたグラスにジンを注ぎ、トニックウォーターを静かに重ねるだけの一杯です。シェイカーは使いません。まずは次の分量で一杯作り、そこから好みに合わせて動かします。
基本のジントニック(1杯・300mlのタンブラー)
- ジン 45ml(大さじ3)
- トニックウォーター 135ml(ジンの3倍)
- 氷 グラスの口まで
- ライム 1/8個(くし切り)
冷やしたグラスに氷を詰め、ジンを注いで一度混ぜ、トニックを氷に当てないように注ぎ、底から一回転混ぜてライムを搾れば出来上がりです。組み立てにかかるのは3分ほどです。手元のジンが45%以上なら、ジン35mlにトニック140mlの1対4にすると強さがちょうどよくなります。
家で作ると店の一杯と違う理由は、割合と、氷・炭酸の扱いにほとんど集まります。ジンそのものの成り立ちはクラフトジンとはにまとめています。
材料と道具|一杯ぶんに必要なもの
必ず要るのはジン・トニックウォーター・氷の3つで、ライムは好みです。道具は手持ちのもので代えられます。
| 材料・道具 | 一杯ぶんの目安 | 代わりになるもの |
|---|---|---|
| ジン | 30〜45ml | — |
| トニックウォーター | ジンの3〜4倍(90〜180ml) | — |
| 氷 | グラスいっぱい | — |
| ライム | 1/6〜1/8のくし切り 1切れ | レモン、グレープフルーツ |
| グラス | 300ml前後のタンブラー | 手持ちのコップ(冷やして使う) |
| メジャーカップ | 30ml/45ml | 大さじ(1杯=15ml) |
| バースプーン | 1本 | 箸、マドラー、細いスプーン |
一杯ぶんの材料と道具。シェイカーは使いません。(AIで生成したイメージです)
シェイカーやミキサーは使いません。 グラスの中で直接組み立てるカクテルです。時間は、グラスとジンとトニックを冷やす下準備に5分前後、組み立てに3分ほど。最初の数回だけでも量っておくと、自分の好みの割合が分かります。
ジントニックの作り方|5つの手順
- グラスと材料を冷やす。 グラスは冷凍庫に5分ほど入れるか、氷と水を入れて回し、水だけ捨てます。ジンとトニックも冷蔵庫で冷やしておきます。ここが下準備で、以降の工程はすべて冷えていることが前提です。
- 氷をグラスいっぱいに入れる。 隙間が残らないところまで詰めます。ここが少ないと、あとの工程を丁寧にやっても薄くなります。
- ジンを注いで、一度だけ混ぜる。 氷に当ててジンを冷やす工程です。混ぜたあと底に溶け水がたまっているようなら、氷を押さえて捨てます。
- トニックを氷に当てず、グラスの内壁を伝わせて静かに注ぐ。 氷に直接当てると泡が一気に立って炭酸が抜けます。グラスを少し傾けて、縁から流し込みます。量らずに作るときは、グラスの8分目、氷の頭が少し見えるあたりで止めると1対3前後に収まります。
- 底から一度だけ持ち上げるように混ぜ、ライムを搾って落とす。 バースプーンを氷とグラスの隙間から底まで下ろし、ゆっくり一回転させて引き上げます。これで全体が混ざります。
トニックは氷に当てず、グラスの内壁を伝わせて注ぎます。(AIで生成したイメージです)
つまずくのは、だいたい手順1・2・4の3か所です。グラスが常温だった、氷が足りなかった、トニックを氷にぶつけた。この3つを直すだけで、同じ割合のまま仕上がりが変わります。
ライムの切り方と、搾る・入れる・飾るの使い分け
手順5のライムは、切り方と入れ方で一杯への入り方が変わります。
- 1/8のくし切りにする。 ライム1個を縦半分、さらに縦に4等分します。1切れで搾れる果汁は4〜5ml、小さじ1杯弱です。
- 中央の白い芯を切り落とし、種を除く。 芯を残すと搾ったときに苦味が出やすく、種はグラスの底に沈みます。
- 皮を下に向け、グラスの真上で搾る。 皮を下にすると、果汁と一緒に皮の表面の油(香りの成分)もグラスに落ちます。搾るのは氷とジンとトニックを入れ終えてから、最後です。
入れ方は3通りあり、どれを選ぶかで酸味と香りの配分が変わります。
| 入れ方 | 一杯に入るもの | 向く場面 |
|---|---|---|
| 搾って落とす | 果汁の酸味+皮の香り | 甘さを引き締めたいとき。ライムが最もはっきり出る |
| 搾らずに落とす | 皮の香りが少しずつ | ジンの香りを主役にしたいとき |
| 縁に飾るだけ | ほぼ入らない。飲みながら自分で搾れる | 人に出すとき。好みを相手に任せたいとき |
迷ったら、飾った状態で一口飲み、それから搾るかどうか決める方法があります。先に搾ると戻せません。搾るとトニックの甘さが引き締まるぶん、割合の表より1段濃く感じることがあります。 搾るなら、割合は1対4寄りから試すと調整しやすくなります。
ジントニックの割合|ジン1対トニック3〜4が基本
一般に黄金比と呼ばれるのは ジン1:トニック3〜4 です。ジンの量を先に決めて、その3〜4倍のトニックを注ぐ、という順で考えると迷いません。
| ジンの量 | 1対3 | 1対4 | 1対5 |
|---|---|---|---|
| 30ml | 90ml | 120ml | 150ml |
| 40ml | 120ml | 160ml | 200ml |
| 45ml | 135ml | 180ml | 225ml |
グラスの容量から決める
氷を口まで詰めると、グラスの容量の半分強が液体の入る余地になります。手元のグラスに合わせるときの目安です。
| グラスの容量 | 液体の入る余地 | 1対3(ジン/トニック) | 1対4(ジン/トニック) |
|---|---|---|---|
| 200ml | 100〜120ml | 30ml/90ml | 20ml/80ml |
| 250ml | 125〜150ml | 35ml/105ml | 30ml/120ml |
| 300ml | 150〜180ml | 45ml/135ml | 35ml/140ml |
| 360ml | 180〜210ml | 50ml/150ml | 40ml/160ml |
300mlのタンブラーが標準です。ジン45mlで1対3にすると合計180mlでちょうど収まりますが、同じ45mlで1対4にすると225mlになって入りきりません。その場合はジンを30〜40mlに下げるか、グラスを大きくします。
完成の度数|ジンの度数から出す
トニックウォーターにアルコールは入っていないので、完成した一杯の度数は ジンの度数 ÷ 材料の合計の数 で出せます。1対3なら合計4なので4で割る、1対4なら5で割る、という具合です(氷が溶けるぶんは含みません)。
| ジンの度数 | 1対3 | 1対4 | 1対5 |
|---|---|---|---|
| 37.5% | 9.4% | 7.5% | 6.3% |
| 40% | 10.0% | 8.0% | 6.7% |
| 43% | 10.8% | 8.6% | 7.2% |
| 45% | 11.3% | 9.0% | 7.5% |
| 47% | 11.8% | 9.4% | 7.8% |
| 50% | 12.5% | 10.0% | 8.3% |
ビールが5%前後、ワインが12%前後なので、ジントニックはそのあいだに収まる飲み物です。氷が溶けたぶんを含めると、飲み終わるころにはここからさらに1〜2ポイント下がります。
ジンの度数で割合を動かす
同じ割合でも、使うジンの度数が変われば出来上がりの強さは変わります。40〜43%のジンなら1対3、44〜47%なら1対4、48〜50%なら1対5にすると、完成はどれも8〜11%の近い位置に揃います。強いと感じたら分母を1つ増やす(1対3→1対4)と、完成の度数が2ポイントほど下がります。グラスが大きいときは、ジンだけ増やさず、ジンとトニックを同じ比のまま増やします。
度数による違いは、国産クラフトジンで特に効いてきます。この図譜に収録している国産クラフトジンのうち、公式サイトに度数の記載がある56銘柄では、45%以上が44銘柄(うち50%以上が4銘柄)、40%台前半が11銘柄でした(2026年9月時点)。海外の定番ジンは40%前後から47%程度に収まるものが多いのに対し、国産クラフトジンは45%前後を標準にしている銘柄が多数を占めます。「1対3」を初期値にしていると、銘柄を変えたときに想定より強くなりやすいということです。度数そのものの分布や、37.5%という線引きの出どころはジンの度数にまとめています。銘柄の度数は、図譜のデータ欄に公式サイトの記載どおり載せています。
蒸溜所が示すジントニック|公式の分量と添えるもの
割合と添えるものは、銘柄の公式サイトに書かれていることがあります。この図譜に収録している銘柄のうち、公式サイトの飲み方にジントニック(トニック割りを含む)を挙げているのは31銘柄でした。そのなかで、分量か添えるものまで具体的に書かれている9銘柄を並べます(2026年9月時点の公式サイトの記載)。
| 銘柄 | 度数 | 公式の分量 | 添えるもの |
|---|---|---|---|
| ビーフィーター | — | ジン50ml、トニック150ml(1対3) | オレンジとレモンのスライス |
| 雪の窓 ドライジン | 45% | ジン45ml、トニック120ml | レモンかライムを1/8個 |
| LAST ELEGANT | 47% | ソーダ割りと同じ1対4 | 好みでレモン |
| 香立-KODACHI- | 47% | ジン45ml、トニックは適量 | ライムか柚子 |
| ゴードン | — | 記載なし | ライムのくし切り |
| シタデル | — | 記載なし | レモンの皮(ツイスト) |
| ポートベロー ロード ジン | 42% | 記載なし | ピンクグレープフルーツの皮 |
| フォーピラーズ レアドライジン | — | 記載なし | オレンジ |
| ニッカ カフェジン | 47% | 記載なし | みかん、みょうが(公式のおすすめカクテル名から) |
度数の「—」は、図譜の取得時点で公式サイトに度数の記載が見つからなかった銘柄です。
並べると、2つのことが分かります。
- 割合が分かる3銘柄は、1対2.7〜1対4に収まります。 雪の窓 ドライジン(45%)の45ml対120mlは計算上12.3%、LAST ELEGANT(47%)の1対4は9.4%です。この記事の基本の割合の範囲から外れる公式レシピはありませんでした。
- 添えるものはライムに限りません。 9銘柄のうちライムを挙げるのは3銘柄で、レモンが4銘柄、オレンジが2銘柄、ほかにピンクグレープフルーツ、柚子、みかん、みょうががあります。オレンジやグレープフルーツは、海外の銘柄が公式の一杯に使っている例です。
手元のジンが決まっているなら、まずその銘柄の公式の一杯をそのとおりに作り、そこを基準に上の割合の表で濃さを動かすのが確実です。公式サイトが挙げている飲み方は、図譜の各銘柄ページの「公式の飲み方」の欄に載せています。添えるものを替えるときの量と入れ方は、このあとの「ライム以外で作るアレンジ」の表にまとめました。
氷とグラス|薄くしないための土台
氷とグラスは、味を決める要素というより、作った状態をどれだけ保てるかを決める部分です。
- 氷は大きく、多く。 小さい氷は表面積が大きいぶん早く溶けます。家庭の製氷機の氷は小さめなので、そのぶん量でおぎない、グラスの口まで詰めます。
- 霜のついた氷は、さっと水で流す。 出したての氷の表面の霜は真っ先に溶けて水になるので、流水を一瞬当ててから使うと薄まりにくくなります。
グラスを冷やすことと、混ぜるのを一度で止めることは、5つの手順のとおりです。
グラスの形は、次の3つで考えると選びやすくなります。
| グラスの形 | 特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 背の高い細身のタンブラー | 液面が狭く、炭酸が抜けにくい | 標準。迷ったらこれ |
| 背の低い口の広いグラス | 氷を大きく1個入れられる | ジンを多めに、ゆっくり飲む |
| 丸く膨らんだ脚付きのグラス | 口径が広く香りが立ちのぼる。氷をたくさん入れられる | 香りの個性がはっきりした銘柄に |
丸く膨らんだ脚付きのグラス(バルーン型)は、スペインで広まった飲み方で使われる形です。氷が多く入るので溶けにくく、口径が広いぶん香りが上がってきます。専用のものを買わなくても、手持ちのワイングラスやブランデーグラスで同じことができます。
左から、背の高い細身のタンブラー、背の低い口の広いグラス、丸く膨らんだ脚付きのグラス。(AIで生成したイメージです)
トニックウォーターの選び方とジンソニック
トニックウォーターは、商品によって甘さと苦味の出方、炭酸の強さが違います。まず1本を基準に決めて、割合の調整をそのトニックでひととおり試すほうが、毎回違うものを使うより自分の位置が分かります。甘さを抑えたいときは、トニックの一部を炭酸水に置き換える方法があります。全量を炭酸水にすると、それはジントニックではなく別の飲み物になります。炭酸水だけで割るときの比率はジンソーダの割合に分けて置きました。
トニックと炭酸水を半々にする作り方(ジンソニック)
トニックウォーターと炭酸水を半分ずつ使う作り方は、「ジンソニック」(ソーダ+トニック)と呼ばれます。手順は5つの手順と同じで、手順4でトニックを先に、炭酸水をあとから注ぐだけです。甘さが半分になるぶん、ジンの香りが前に出ます。
| ジンの量 | トニック | 炭酸水 | 合計の割合 |
|---|---|---|---|
| 30ml | 45ml | 45ml | 1対3 |
| 45ml | 70ml | 65ml | 1対3 |
| 35ml | 70ml | 70ml | 1対4 |
置き換える量は半々に限らず、トニック2対炭酸水1のように甘さを少しだけ引くこともできます。全体の割合(ジン1に対して割り材3〜4)を変えなければ、完成の度数は上の表と同じです。
ライム以外で作るアレンジ|家にあるもので一杯を変える
ジントニックは、手順と割合はそのままに、添えるものを1つ替えるだけで別の一杯になります。ライムが手元にないときも、冷蔵庫にあるもので作れます。
ライムの代わりに添えられるもの。1杯に1つずつ試します。(AIで生成したイメージです)
| 添えるもの | 一杯ぶんの量 | 入れ方 | 重ねると馴染む構成のジン |
|---|---|---|---|
| レモン | 1/8くし切り 1切れ | 搾って落とす | レモンを使う銘柄 |
| グレープフルーツ | 薄い半月切り 1枚 | 搾らずグラスの内側に沿わせる | 柑橘の皮を使う銘柄 |
| 柚子・すだち | 皮を親指大に1片 | 皮をひねって香りを飛ばし、落とす | 柚子を使う銘柄 |
| きゅうり | ピーラーで縦に薄く1〜2枚 | 氷を入れる前にグラスの内側に巻きつける | 青い香りのハーブを使う銘柄 |
| ミント | 葉を5〜6枚 | 手のひらで一度叩いてから入れる | ハーブを使う銘柄 |
| ローズマリー | 小枝1本 | 最後に差し込む | ハーブを使う銘柄 |
| 生姜 | 薄切り2〜3枚 | ジンと一緒に先に入れる | 生姜を使う銘柄 |
| 山椒の実 | 数粒(木の芽なら1枚) | 指で軽くつぶして落とす | 山椒を使う銘柄 |
添えるものは、使うジンのボタニカルに同じ素材が入っていれば重ねると馴染み、入っていなければ別の方向が足されます。果汁を入れず、皮を指でひねってグラスの上で香りだけ飛ばす(ピール)方法もあります。ボタニカルの構成は図譜のデータ欄に並べてあり、ボタニカルから探すで同じ素材を使う銘柄を辿れます。植物そのものはジンの原料とボタニカルにまとめています。
作るときの決まりは3つだけです。
- 1杯に足すのは1つ。 2つ以上を重ねると、どれが効いているのか分からなくなります。
- 割合は変えない。 果汁を搾るもの(レモン・グレープフルーツ)は酸味が加わるぶん、1対4寄りから試します。搾らないもの(皮・きゅうり・ハーブ)は割合の表どおりで構いません。
- 香りの強いものは量を控える。 山椒と生姜は、数粒・数枚でもはっきり出ます。足りなければ次の一杯で増やします。
きゅうりをグラスに巻きつける方法は、見た目が変わるだけでなく、氷とグラスの隙間にきゅうりが入るので、注いだトニックが直接氷に当たりにくくなる利点もあります。
添えるものではなく割り材を替えると、ジントニックから別のカクテルに移ります。トニックの代わりにジンジャーエールで割ればジンバック、炭酸水とライム果汁ならジンリッキーです。手順はここまでと同じで、グラスの中で組み立てます。
薄い・甘い・炭酸が抜ける|原因の切り分け
うまくいかないときは、原因がどこにあるかで直し方が変わります。
| 気になるところ | 主な原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 薄い | 氷が少ない、グラスが常温、混ぜすぎ | 氷を口まで詰める。グラスを冷やす。混ぜるのは一度 |
| 甘い | トニックが多い、糖分の多い商品 | 1対3へ寄せる。一部を炭酸水に置き換える |
| 炭酸が抜けている | 氷に当てて注いだ、混ぜすぎ | グラスの内壁を伝わせて注ぐ。一回転で止める |
| 香りが立たない | ジンが少ない、温度が高い | 割合を1対3へ。皮のピールを足す |
| 強すぎる | 度数の高い銘柄を1対3で割った | 1対4〜1対5へ。ジンの量を30mlへ下げる |
甘さはほぼトニック由来なので、甘いと感じたときにジンを足すと、甘さはそのままで強くなるだけです。減らすのはトニックのほうです。作り置きはできないので、一杯ずつ作って早めに飲みきります。
この5つの手順が身につけば、割り材と柑橘を替えるだけで作れるカクテルが増えます。ジンリッキーやジンバックも、グラスの中で組み立てるところは同じです。材料と比率はジンのカクテルに並べました。
よくある質問
ジントニックの作り方を、ひととおり教えてください。
①グラス・ジン・トニックを冷やす、②氷をグラスの口まで詰める、③ジンを30〜45ml注いで一度混ぜる、④トニックを氷に当てず、グラスの内壁を伝わせて8分目まで注ぐ、⑤底から一回転だけ混ぜてライムを添える、の5工程です。ジンとトニックの比は1対3〜4。下準備に5分前後、そこから組み立てるのは3分ほどで、材料はジン・トニックウォーター・氷の3つがあれば作れます。
シェイカーやバースプーンがなくても作れますか?
作れます。ジントニックはシェイカーを使わず、グラスの中で直接組み立てるカクテルです。混ぜるのに使うのは箸やマドラー、細いスプーンでも代えられます。メジャーカップの代わりは大さじで、1杯が15mlなので2杯で30ml、3杯で45mlです。必要なのは道具より、グラスを冷やすことと、氷を口まで詰めることのほうです。
ジントニックの割合は、結局どれくらいが良いですか?
ジン1に対してトニックウォーター3〜4を起点にしてください。ジン30mlならトニック90〜120ml、45mlなら135〜180mlです。そのうえで、使うジンの度数で動かします。40%台前半なら1対3、45%以上なら1対4、48〜50%なら1対5にすると、銘柄が変わっても完成の強さが近い位置に揃います。
ジントニックの度数は、どのくらいになりますか?
45%のジンを1対3で割ると、計算上は11.3%です。1対4なら9.0%、1対5なら7.5%。40%のジンなら順に10.0%、8.0%、6.7%になります。計算は「ジンの度数 ÷ 材料の合計の数」で、1対3なら4、1対4なら5で割るだけです。氷が溶けたぶんを含めると、飲み終わるころにはここからさらに1〜2ポイント下がります。
トニックウォーターの銘柄によって、割合は変わりますか?
割合そのものを変える必要はありませんが、同じ割合でも仕上がりの印象は変わります。トニックウォーターは商品ごとに糖分の量、苦味の出方、炭酸の強さが違うためです。甘く感じるなら1対3へ寄せるか、トニックの一部を炭酸水に置き換えると落ち着きます。まず1本を基準に決めて、その1本で割合をひととおり試すほうが、毎回違うものを使うより自分の位置が分かります。
トニックウォーターと炭酸水は何が違いますか?
トニックウォーターは、炭酸水に糖分と柑橘やハーブの香味、そして苦味を加えた清涼飲料です。炭酸水は水と炭酸だけなので、置き換えると甘さと苦味がなくなり、ジンの香りがそのまま出る別の飲み物になります。どちらが良いという話ではなく、トニックは味を足す割り材、炭酸水は薄めるだけの割り材と考えると使い分けができます。
ライムは必ず入れますか。ないときはレモンでもよいですか?
必須ではありません。何も入れずに作っても成立します。レモンで代えても構わず、レモンのほうが酸味が丸く出ます。生の柑橘が何もないときは、果汁だけの市販品を数滴使う方法もあります。柑橘は必須の材料ではなく、香りの方向を足すための要素です。
ジンの度数が高いほど、良いジントニックになりますか?
度数の高さは香りの立ち方と関係しますが、良し悪しの基準ではありません。度数が高い銘柄は、そのぶんトニックを多めにしても香りが残る、という性質の違いとして扱うのが実際的です。この記事の表のように、度数に合わせて割合を動かせば、どの銘柄でも近い強さに揃えられます。図譜では度数を全銘柄で同じ位置に載せているので、買う前に確かめられます。