マキノジン
- 種類
- 公式に記載なし
- 度数
- 45%[1]
- 容量
- 700ml
- ベース
- 公式に記載なし
- ボタニカル
- スエコザサ県産柑橘類(高知県)ショウガハーブ[1] 緑の枠は、この銘柄を特徴づける主なボタニカル
- 発売
- 不明
- 参考価格帯
- 3,000〜5,000円定価ベース・700ml換算の目安
- 公式の飲み方
- ジントニック/ジンリッキー
マキノジンは、高知県の日本酒蔵・司牡丹酒造株式会社がつくるクラフトジンです。佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士が発見し、亡き妻の名を付けた「スエコザサ」をキーボタニカルに、県産の柑橘類やショウガ、ハーブなど12種類のボタニカルを使い、牧野博士の実家の酒蔵跡地「牧野蔵」に置かれた蒸溜器で蒸溜しています[1]。企画と開発は、高知市のBAR「クラップス」のバーテンダー・塩田貴志氏が手がけています(マキノジン公式サイト)。
- つくり手:司牡丹酒造株式会社(高知県佐川町)。企画・開発総合プロデュースは塩田貴志氏
- 名前の由来:牧野富太郎博士(2023年のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル)。博士ゆかりのスエコザサと「牧野蔵」から生まれたジンとして命名
- 度数・容量・価格:45度・700ml・3,700円(消費税込み)[1]
- 種類:スタンダードの「ベーシック」のほか、「プレミアム 文旦フレーバー」「新高梨ジン」がある(公式サイト)
- 公式がすすめる飲み方:高知の酢みかん(香酸柑橘)とソーダで割る「酢みかんリッキー」(公式サイト)。司牡丹の商品ページでも炭酸水と香酸柑橘類のジンリッキーがすすめられています[1]
- 受賞:IWSC2024 銀賞[1]
公式の紹介では、香りは「柑橘類の香りとスパイシーな香りなどが融合した複雑な香り」、味わいは「アジア風のエキゾチックな味わい」と説明されています[1]。マキノジンの公式サイトでは、特徴を「香り高いシトラスフレーバーと、ウッディな香り」とし、土佐料理に合う食中酒としてもすすめています。以下、飲み方、種類、名前と成り立ち、ボタニカル、買い方と飲める店の順に、公式の記載をもとに整理します。
飲み方|公式のおすすめは酢みかんリッキー
司牡丹の商品ページには、開発の発案者である塩田貴志氏の言葉として「炭酸水と香酸柑橘類を使ったジンリッキーなどに最適!」と書かれています[1]。マキノジンの公式サイトでも、高知の酢みかん(香酸柑橘)を使った「酢みかんリッキー」を「マキノジンがもっとも推奨する飲み方」としています。香酸柑橘は、ゆず・すだち・ぶしゅかんのように、そのまま食べるより果汁を料理や飲みものに搾って使う柑橘のことで、高知では酢みかんと呼ばれます。
公式レシピ|マキノジン酢みかんリッキー
公式サイトのカクテルレシピ(Recipe)に載っている材料と手順です。
- 材料:マキノジン45cc、ソーダ適量、酢みかん1/8個(カットしたもの)、カット氷適量
- 作り方
- グラスにカットした酢みかんを入れる
- マキノジンを注ぐ
- 氷をグラスの口まで入れる
- ここで一度、10数回かき混ぜる(マキノジン・酢みかん・氷をなじませ、水っぽくなるのを防ぐため)
- ソーダで満たす
- 底から一回だけ軽くかき混ぜる(ソーダが飛ばないようにするため)
ソーダを注ぐ前にジンと柑橘と氷を先に混ぜておくのが、この公式レシピの要所です。酢みかんが手に入らないときは、すだちやかぼす、ライムでも同じ手順で作れます。一般的なジンリッキーの手順はジンリッキーの作り方にあります。
公式サイトに載っているほかのレシピ
| カクテル | 公式の材料(要点) |
|---|---|
| 土佐文旦ソルティドッグ | マキノジン30cc、文旦ジュース適量、塩でスノースタイルにしたロックグラス。文旦はグレープフルーツジュースで代用可 |
| 酢みかんスカッシュ | マキノジン45cc、酢みかん果汁15cc、シュガーシロップ2tsp、ソーダ適量 |
| 文旦珈琲 | マキノジン30cc、文旦ジュース60cc、珈琲60cc(インスタントや缶コーヒーでも可)。ホットでも |
| 高知ジュース・高知シロップ割り | マキノジン30ccを、高知の柑橘100%ジュース、またはシロップ20〜30cc+ソーダか水で |
ソーダ割り・ジントニック・ロックの目安
公式レシピではソーダの量は「適量」です。分量を決めて作りたいときの一般的な目安を置いておきます。
| 飲み方 | 目安の割合 | ジン45mlのときの分量 | 完成した一杯の度数の目安 |
|---|---|---|---|
| リッキー | ジン1:炭酸水3+柑橘の果汁 | 炭酸水135ml+果汁10〜15ml | 約10〜11% |
| ソーダ割り(薄め) | ジン1:炭酸水4 | 炭酸水180ml | 約9% |
| ジントニック | ジン1:トニック4 | トニック180ml | 約9% |
| ロック | 割らない | 30〜45mlを大きめの氷1〜2個に | 45% |
度数は「ジンの量×45% ÷ 材料の合計」で計算しています(氷が溶ける分は含めていません)。マキノジンは45度と40度前後の銘柄より一段強いので、割り材は1対3を起点に、軽くしたいときは1対4へ伸ばすと扱いやすくなります。計算の仕方はジンの度数にまとめました。グラスの冷やし方と注ぐ順番はジンソーダの作り方に、トニックで割る場合はジントニックの作り方とトニックウォーターの選び方に、割らずに飲む場合はジンのロックとストレートに書きました。ロックやストレートは45度あるので、少量から始めて水を横に添えてください。
なお、飲み方の相性そのものは、杜松では実際に杯を交わした銘柄にだけ書いています。マキノジンはまだ一献の記録がないため、このページでは公式の紹介と、手順・割合までにとどめています。
種類|ベーシック・プレミアム 文旦フレーバー・新高梨ジン
マキノジンの公式サイトには、3つの製品が並んでいます。
- マキノジン ベーシック:スタンダード製品。年間に蒸溜したものをバッティング(混ぜ合わせ)して品質を一定に保っていると説明されています。2021年10月に初蒸溜
- マキノジン プレミアム 文旦フレーバー:プレミアムバージョン。高知県産の土佐文旦を使ったジンとして、2023年3月に製造
- マキノジン 新高梨ジン:2025年製造。マキノ蒸溜所のある佐川町黒岩地区の新高梨を使い、減圧蒸溜した液と常圧蒸溜した液を組み合わせて仕込んだと説明されています
このページのデータ欄(45度・700ml・3,700円)は、司牡丹酒造の商品ページ「マキノジン」の記載です[1]。文旦フレーバーと新高梨ジンの度数・容量・価格は公式サイトに記載がないため、購入先の商品ページで確かめてください。
名前の由来と成り立ち|牧野富太郎博士と「牧野蔵」
マキノジンの公式サイトによると、始まりは2020年。司牡丹の焼酎に惚れ込んだ塩田貴志氏が、同社の竹村昭彦社長にクラフトジン造りを相談したことでした。そこで出会ったのが、10年以上動いていなかった1983年製の蒸溜器です。塩田氏はこれを愛着を込めて「ポンコツ蒸溜器」と呼び、「このポンコツ蒸溜器で高知初のクラフトジンを造り」と、高知で最初のクラフトジンを目指した思いを公式サイトに書いています。司牡丹はこのためにジンの製造免許を取得しました[1]。
原料の軸に据えたのは、佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士が発見し、亡き妻の名を付けた「スエコザサ」です。蒸溜器が置かれている司牡丹の敷地の一角は、牧野博士の生家が営んでいた造り酒屋「岸屋」の酒蔵の跡地にあたります。司牡丹の商品ページではこの場所を「牧野蔵」[1]、マキノジンの公式サイトでは「マキノ蒸溜所」と呼んでいます。博士ゆかりの植物と、博士ゆかりの場所でつくられたジンが「マキノジン」と命名されました[1]。
牧野富太郎博士は、2023年に放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」で主人公のモデルになった人物です。通販サイトや返礼品の紹介でも、マキノジンは「らんまん」とあわせて紹介されることが多く、博士の故郷・佐川町の名前とともに知られるようになりました。
ボタニカル|スエコザサ、グアバ葉、ブシュカンなど12種類
司牡丹の商品ページで名前が挙がっているボタニカルは、スエコザサ(キーボタニカル)、高知県産の柑橘類、ショウガ、ハーブです[1]。マキノジンの公式サイトには、主なボタニカルとして次の4つが紹介されています。
- スエコザサ(葉):牧野富太郎博士が自ら発見したササに、亡き妻・寿衛(すえ)夫人の名を付けたもの。「マキノジンにはなくてはならないボタニカル」とされています
- グアバ(葉):高知市に隣接する南国市の農園で有機栽培されたグアバ葉を、生のまま使用
- ジュニパーベリー:ジンの骨格になる針葉樹の実。マダガスカル産
- ブシュカン(果皮):高知で酢みかんと呼ばれる香酸柑橘の一種で、「和製ライム」とも言われると紹介されています
ベーシックは、これらを含む全12種類を司牡丹の焼酎古酒に漬け込んで蒸溜したと説明されています(公式サイト)。12種類すべての内訳は公開されていません。図譜のボタニカル欄は、司牡丹の商品ページの記載に合わせています。ジンでボタニカルがどう働くかはジンの原料とボタニカルに整理しています。
蒸溜所と産地|高知県の司牡丹酒造
つくり手の司牡丹酒造は、高知県佐川町の酒蔵です。商品ページでは、マキノジンは日本酒や焼酎と並ぶ「スピリッツ」の棚に置かれています[1]。蒸溜所の情報は司牡丹酒造のページに、同じ県の銘柄は高知県のジンにまとめています。日本でつくられるジンがどういうものかはジャパニーズジンとはを、日本酒蔵や焼酎蔵がジンをつくる背景は日本の蒸溜所をご覧ください。
買い方と飲める店|公式の購入先は2つ
司牡丹酒造の公式サイトの商品ページには、個数・熨斗・包装を選ぶ欄があり、そこから注文できるつくりになっています[1]。熨斗の種類には御祝・内祝い・お歳暮などが並んでいるため、贈りものとして頼むこともできます。送料は公式サイトの案内ページで確認できます。酒類の購入は20歳以上に限られ、年齢確認のうえでの購入と案内されています[1]。
マキノジンの公式サイトには「Online Shop」の入口があり、開発者の塩田氏側の通販ページ(bartenders-factory.com)につながっています(公式サイト)。文旦フレーバーや新高梨ジンを探すときは、こちらも確かめてみてください。
ふるさと納税では、蒸溜所のある高知県佐川町の返礼品として、ふるさと納税サイトに「マキノジン 700ml」が載っています。土佐文旦の期間限定フレーバー「マキノジン プレミアム」(返礼品ページの表記は720ml)が並ぶこともあります(2026年10月時点)。寄附額や在庫は時期によって変わるため、各サイトで確かめてください。
このページ下の購入リンクは、通販サイトの検索結果につながっています。高知県内外の酒販店のオンラインショップでも扱いがあります。取り扱いや価格は時期によって変わるため、注文前に販売元と価格を確かめてください。ジンを贈るときの選び方はジンのプレゼントに、返礼品として探す方法はジンのふるさと納税に書きました。
買う前に一杯飲んでみたいときは、公式サイトで「マキノジンが飲めるお店」として、塩田氏が営む高知市帯屋町の「BAR クラップス」が案内されています。
よくある質問|マキノジン
マキノジンはどこの酒蔵のジンですか? 高知県の司牡丹酒造株式会社です。企画・開発はバーテンダーの塩田貴志氏で、蒸溜は牧野富太郎博士の実家の酒蔵跡地「牧野蔵」に設置された蒸溜器で行われています[1]。
名前の「マキノ」は何から来ていますか? 植物学者の牧野富太郎博士です。博士が発見したスエコザサをキーボタニカルに使い、博士の実家の酒蔵跡地で蒸溜したジンとして「マキノジン」と命名されました[1]。
スエコザサとは何ですか? 牧野富太郎博士が発見し、亡き妻・寿衛夫人の名を付けた笹です。マキノジンではキーボタニカルとして使われています[1]。
度数と値段はいくらですか? 司牡丹酒造の商品ページの記載で、アルコール度数45度、容量700ml、価格は3,700円(消費税込み)です[1]。
ほかの種類はありますか? スタンダードのベーシックのほか、土佐文旦を使った「プレミアム 文旦フレーバー」と、佐川町黒岩地区の新高梨を使った「新高梨ジン」が公式サイトで紹介されています。
おすすめの飲み方は? 公式サイトがもっとも推奨しているのは「酢みかんリッキー」です。グラスにカットした酢みかん1/8個とマキノジン45ccを入れ、氷を口まで詰めて10数回混ぜてから、ソーダで満たします。
ベースのお酒は何ですか? 公式サイトでは、ボタニカルを司牡丹の焼酎古酒に漬け込んで蒸溜したと説明されています(ベーシックの初蒸溜の記述)。
ふるさと納税でもらえますか? 高知県佐川町の返礼品として、ふるさと納税サイトに掲載されています(2026年10月時点)。寄附額や受付状況は各サイトで確かめてください。
どこで飲めますか? 公式サイトでは、開発者の塩田貴志氏が営む高知市帯屋町の「BAR クラップス」が、マキノジンが飲めるお店として案内されています。
開けたあとはどう保管しますか? 栓をしっかり閉め、直射日光の当たらない涼しい場所に立てて置きます。詳しくはジンの保存方法にまとめました。
データの見方|図譜の出典について
データ欄の度数・容量・価格・ボタニカル・公式の飲み方は、司牡丹酒造の公式サイトの商品ページの記載に基づいています[1]。12種類のボタニカルのうち名前の出ていないものと発売年は、商品ページに記載がないため空けています。本文の開発の経緯、種類、ボタニカルの詳細、焼酎古酒をベースにしていること、レシピは、マキノジン公式サイトの記載によります。ほかの銘柄は図譜の一覧からご覧いただけます。
※ アフィリエイト広告を含みます。リンク先での購入により当サイトに紹介料が入ることがありますが、掲載順や図譜の内容に影響はありません。
- 司牡丹酒造 公式サイト(1) — 2026.09.12 取得(abv・volumes・botanicals・priceJpy・officialServe)
- 司牡丹酒造 公式サイト(2) — 2026.09.12 取得
- 司牡丹酒造 公式サイト(3) — 2026.09.12 取得
この図譜の事実欄は、上記の出典に記載のある値だけを書いています。記載のない項目は「不明」「公式に記載なし」としています。